商品の説明
サイズ:径・約10.7cm
高・約8.2cm
付属品:共箱
(茶筅はつきません)
発 送:60サイズ段ボールの予定です。
です。状態良好、無傷です。
十六代永楽善五郎、即全さん作のお茶碗です。
乾山写の土で造られ、丸味を帯びた塩笥ぽい形のお茶碗です。
所々に削りが入って平面的ではなく、変化がみられます。
絵は表題の通り伊勢物語が題材となっています。
特に表記はありませんが、こちらの絵は第53段(あひがたき女)が題材になっていると思われます。
第53段はとても短いので、全文を載せますと、
むかし、男、あひがたき女にあひて、物語などするほどに、とりの鳴きければ、
「いかでかはとりの鳴くらむ人しれず 思ふ心はまだ夜ぶかきに」
なかなか会えない恋人に会って、お話などする内に、鶏の鳴く声でお別れの朝が来た。なんで鳴くのか、私の心はまだ夜深いのに…。
という場面の絵になります。
ですので、鶏の絵だから干支のお茶碗というわけではなく、この鶏は現代で言えば、時を伝える時計と言ったところでしょうか。
ここでの鶏はキーパーソン…ではなく、キーバードです。(笑)
物語がつまった面白いお茶碗で、お茶会でも会話が弾みそうです。
門限があったりして、恋人と別れるのが辛いという気持ちは、今も昔も変わらないのだなぁと思いました。
発送は60サイズ段ボールを予定しています。
どうぞよろしくお願いします。
商品の情報
カテゴリーホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > 工芸品 > 茶道具 > 茶碗商品の状態目立った傷や汚れなし発送元の地域兵庫県