商品の説明
南都・生駒の長弓寺の古材で作られた銘々皿五枚揃いです。材は赤松。福島木洞作。
長弓寺は、大和と河内を結ぶ要衝の地・生駒峰の東北端、富雄川の谷間から東に入った山あいにあります。近在の霊山寺や長福寺と同様、奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が開創したといわれています。室町期までは広大な寺域を領していましたが、今は平安後期の十一面観音菩薩像を本尊とする本堂と、総門や庫裡を残すのみです(かつて境内にあった三重塔は東京高輪のプリンスホテルに移築されています)。
本堂は、鎌倉時代(弘安2年・1279年)に建造された入母屋造の和様建築で、1953年に国宝に指定されています。おそらくある年に解体修理が行われ、その古材を用いて銘々皿が作られ、檀家や寄進者に記念品として授与されたのでしょう。本出品はその数少ない遺品です。
銘々皿の中央に長弓寺の焼印が押されています。
商品の情報
カテゴリーホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > 工芸品 > 木工・竹工芸 > その他商品の状態新品、未使用発送元の地域兵庫県